押し付けの幸せ?

この時期になると何かとクリスマスに関した企画がテレビで放映されますね。今日、夜にサンタがいないと思ってる幼稚園児とその友達たちに素敵なクリスマスを演出するという物。
実際に大人でも喜ぶような演出に子供達は大はしゃぎで喜んでました。そして親達が用意したプレゼントに喜ぶ子供達を見て泣いてしまいました。
別に感動したから泣いたというんじゃないんです。と、いうのはフィリピンのジョセルの兄弟達を思い出して泣いてしまいました。

彼女であるジョセルの家に渡比の度に遊びにいきます。そこにはまだ幼い兄弟が4人程いて学校にも行ってないのか、行けないのか解りませんがいつも家で遊んでいます。僕が居る時は出来るだけ一緒に遊んでいましたが、ホントに家庭が貧しいので遊ぶおもちゃは無いんです。でも楽しそうに遊ぶ兄弟達。
九月に渡比した際はクリスマスに行けないから兄弟達に一つ一つプレゼントをして帰ってきました。決して高いものじゃないんですが、女の子には洋服、男の子にはサンダルなど。一つが日本円で1000円にも満たないものですがホントに喜んでくれたのが嬉しかった事を覚えています。
サンダルをプレゼントした弟はサンダルを抱えて寝てました。

国が違うとは解っているものの「日本の子供は豊か過ぎる」と思うのです。もちろん、僕自身も贅沢していると思います。日本が悪いんじゃ無い事も解るんです。ただ、兄弟達にTVでしている様な事をしてあげることが出来たらきっと喜ぶだろうなと。そしてジョセルにも何もしてあげることが出来ない。

友人達と遊園地に遊びに行ってもジョセルの兄弟達を知ってしまってから心から楽しむことが出来ないです。少しでもこの楽しさを兄弟達に分けてあげたいと思います。昔、ジョセルとこんな会話をしました。
僕:なあ、ジョセル。ホントはどこに行ってみたい?
ジョセル:ホントに行きたいはユニバーサルスタジオ。
僕:じゃあ結婚したら一番最初に行こう!
ジョセル:アコ、待ってるよ。ありがとね。
僕はお金貯めて兄弟達みんなで行きたいと思ってるんですが、しばらく日が経てば忘れてしまう。そんな自分が嫌になります。
ただ、喜んで貰いたい。愛する人達の喜ぶ顔が見たいと思うだけなんです。僕自身の偽善なのかも知れませんが僕はそう思うのです。
ジャネットとクリストバル

大好きな兄弟。左からクリストバルとジャネット。

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