恋人も濡れる街角 その後

すっかりブログ休んでしまってすいません。

前回のブログも酔っ払ってしまっていつも以上に乱文でした。

その前回飲みに行った話を一つ。

前回は簡単に言えば
ベッキーのお店⇒アリスのお店
という流れでしかも電車で来たので酔っ払っていました。珍しく。

でもこの店の流れ方は非常に危険なんです。歩いて15歩くらいにある両店。しかもベッキーのお店にはアリスのイトコが3人もいます。

最初はベッキーの店だけにしようと思ってました。
でもその数日前にアリスがベッキーのお店にアリスの友達の同伴のお供で行ってしまいました。当然、僕にもメールが

「今、ワタシは○○にいるよ。ベッキーはカワイイわね」

というメールが来ました。恐ろしいっす。

ベッキーのお店に行ってベッキーが隣に座ってしばらくしてアリスのイトコが僕の所まで来て
「アンタ、わかってるわよね?」
と言わんばかりの表情で無言で近寄りそして去っていきました。あと二人のイトコもこちらをチラ見しています。あとでわかったんですがこの時点でアリスに僕が来た事を電話で連絡していたそうです。

なんちゅう組織プレー。ナチスのゲシュタポ並みです。

ベッキーはあまり気にしてないと言うか楽しそうにしていたのですが僕はこの時点でアリスに会いに行かないとアカンなと思っておりました。

ベッキーとはカラオケしたりで楽しくしていましたが時折イトコ達が投げかける鋭い視線が気になって仕方無かったです。
その視線は戦時下の非国民を探す特高警察のようでした。

そんな視線を受けつつもビールで酔い酔いの僕はチェックをしてアリスのお店に…。

店内には無論情報を得て獲物を待っているアリスが…。
ハインリッヒ・ヒムラーの様な目でこちらを見据えていました。
間違いなく現在にゲシュタポが存在したなら長官として君臨してたでしょうね。

いつもはモンペが似合うフィリピーナなのに…。

「アナタ、今何処に行ってた?」

無表情で僕に話しかけ始めたアリス。

「ちょっと飲んでたよ…」
「どこで?」

ここでつねりが入ります。

「痛っ!いや…その…」
「○○(ベッキーのお店)でしょ!」

ここで叩きが入ります。

「(´;ω;`)ウッ…オポ。飲んでました。すいません」
「行かない約束したでしょ?なんで!」

ここでビンタ入りました。

「すんませんっ!すんませんっ!」

人としての尊厳すらも捨てて必死に謝る僕。

「でもアマイアマイしてないからね…」
「関係ないっ!」

つねられ、叩かれ、ビンタされました。
モンペ長官は鬼です。

そんな『ソドムの市』のような拷問が続く事20分余り。少し怒りも収まった御様子。
「ドリンク飲まれますか?カラオケしますか?」
ここぞとばかりに機嫌取りに励みました。

そしてやっとのことで機嫌が直ったアリス。疲れと酔いでグダグダの僕。
ウトウト寝てしまいました。
しばらくして

「時間です」

とスタッフに起こされてハッとした時、勢い余ってテーブルの水割りこぼしてしまいました…orz。

アリスはパンツまで濡れたらしいです。
(それでこのタイトルがつきました。)

でも怒って無かったですね。珍しく。
そして帰りのエレベーターの中で優しく接吻を交わし
「じゃあね」
とメチャメチャ良い顔を作って別れました。

エレベータの扉が閉まって思ったことと言うか言いそびれたことを僕は一人呟きました。

「明日、ベッキーと同伴なんて言えんわな…」

実は翌日ベッキーと同伴の約束が有りました。

~つづく~

<ホラー番長シリーズ> ソドムの市
ヒトラーの秘密警察―ゲシュタポ・恐怖と狂気の物語

ハインリッヒ・ヒムラー

コメント

  1. 同じ地区は、危ないですよ。
    別の場所で、高級店・安い店・スナックと使いわけると、大丈夫だったりします。
    京都大学の今西錦二教授の住み分け理論の応用です。

  2. Dreamersさん、こんばんは。
    コメント頂きありがとうございます。
    僕の場合、危なすぎましたね。
    僕も名古屋市内と郊外と二つに分けようと思いました。
    ただ郊外店だとお客さんと出来上がってる状態になってないかという事を考えてしまいますね。
    どうなんでしょうね?

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