酔うとスイッチ入る人なんです。 でも例外アリです。

この前の話を一つ。

僕ね、酔っ払いが嫌いなんです。
色んな理由が有りますが、理由のうちの一つとして、

「酔っ払う僕自身が一番みっともないから」

っていうのが有ります。
僕とお酒一緒に飲まれた方なら分かるんですが、酒を飲むごとにいつもはシャイボーイな自分が壊れていくんです…。
そして自制が効かなくなる…。
でも自分の行動は冷静に覚えている…。
この症状を僕は「覚醒」と呼んでいます。

タチが悪いんですね。

一緒にお酒飲む事が多いbalotさんと飲みに行くとネジが外れきっちゃう時がしばしば…。メチャ楽しいんですが、

「balotさん、もう一軒行きませう!」

と一つだけ年上なのをイイ事にフィリピンパブの縦社会構造を振りかざし、二人して夜が明けるまで、「朝ぼらけ」な時間までやりきってしまいます。しかも次の日が二人して仕事の日に…。

balotさん、いつも付き合わせてスイマセン。

balotさんだけじゃなく、僕とお酒を共にしたフィリピン修羅の皆さん、ご迷惑をお掛けしております。

で、例外が有った時の話。ついこの間だったんですが、会社の送迎会で僕は仕事のスタッフと焼肉屋で飲んでおりました。

「ああ、焼肉だから結構金かかるなぁ」

なんて思ってたら店長が全部出してくれるとの事。
なんてナイスガイなんだ…。これが店長の器っちゅうもんなのか…。
次の店に異動になったら僕が全部出すくらいの心構えが必要だなと勉強になりました。

それで飲み会も終わり、ほろ酔いで帰ろうと思ったんですが、何かが足りない…。
そう。南の国の娘たちに会いたい…。
娘たちに出来れば僕を罵って欲しい…。
それで布団の中で余韻に浸りながらニヤニヤしたい…。

そんな衝動に駆られました。病気ですわ、僕。
いつも帰りが一緒の僕の後継者として勉強中のブンソに

「ちょっと行こか…」

「baliwさん、もう明日仕事じゃないですか!帰りましょうよ!」

「なんや…。ワシが駆け出しン時は先輩の言う事は絶対服従やったのにのぉ…。時代が変わったんかいのう…。のぉ、ブンソよ…」

この時の僕は『仁義なき戦い』の小心者ながら狡猾なヤクザを演じる田中邦枝のようでしたね。無理矢理ブンソを連れてベッキーのお店に行きました。ベッキーならブンソも面識有るから気が楽かなぁなんて親心もありました。

が、扉を開けようとしたら鍵が掛かってました。休みだったんですね。

「休みやん!アノ バヤン!」

とキレながらもゴロよく軽快に韻を踏んでしまう僕。

しぶしぶアリスのお店に。僕が酔った時の扱いはベッキーの方が上手いので残念でした。
アリスのお店の前で顔見知りの呼び込みが…。

「おお~久しぶりダネ。クヤ(僕の事)!アリスいるよ~」

という事でエレベーターに乗せられる新・師弟コンビ。プロレスラーで例えるなら「マネージャー・ワカマツとスーパー・ストロング・マシン1号」みたいなものでしょうか。古くてスイマセン。

エレベーターの中で呼び込みに質問を…。

「ねぇ、○○(ベッキーのお店)が今日休みだったよ…」

「ソウダネ。○○の女は今みんなここにいるよ♪」

「………ハッ!アカンて!まずいって!俺帰るって!」

すっかりほろ酔いも覚めてその後に起ころうとする惨事を想像した僕。が、この呼び込み、僕の腕を引っ張る力が強い…。

「ダイジョブ!アコのお願いだけだから!」

だから何のお願いやねん…。そんな事をしているウチにアリスのお店のドアを呼び込みが開けました…。

「イラシャイマセ~!」

と中から女の子たちの声。嗚呼、終わってしまった俺たちの夏…。

メッチャ知り合いのフィリピーナがいっぱい。もう頭の中はH2Oの『思い出がいっぱい』がリフレイン。
大人の階段のぼるどころかPPYMへの階段を転落してしまった僕。

「クヤ!指名は?アリス?ベッキー?」

と両方を知ってるフィリピーナが「今日は来んなよ。空気読めよ、イカウ」的な感じで話しかけてきます。

「んんん~~~。今日は…。フリーでイイです。フリーでも二人とも座るはお願いだからダメね」

そらからフリーで座る女の子にかわるがわるに、

「ナンデ今日来た?アホか!」

「アナタ、今日は楽しいじゃないでしょ?HAHAHA!」

なんて身を切られるような激しいツッコミを入れられました。

「オイ!ブンソッ!ベッキーに手なんて振ってんじゃねぇよ!」

「だってベッキー久しぶりだったから。ホラ、ベッキーもコッチ見て手を振ってますよ♪」

笑わずに神妙そうな顔でベッキーがブンソに手を振ってます。

「(お前が正しいんだけど)今日はホントヤバイんだって」

「ところでアリスってよく聞くけど誰なんですか?」

「あそこのテーブルの女の子いるだろ?その隣」

「エェ~!?あの子ですかぁ?ベッキーの方が可愛くないすか?」

その日のアリスは昭和50年台の「日活ロマン・ポルノ」を彷彿とさす眉毛を太く描いたメイク…。確かにナシでした…。

「あ゛ぁ~~っ!いつもはもっとカワイイんだよっ!」

そんなこんなで一番取り乱している僕。
ベッキーは「何考えてんの?」みたいにこっちを見るし、アリスなんかこっちすら見てもくれなかったです。

モチロン、この場は1時間で切り上げ、その後僕は帰宅後に布団の中で涙で枕を濡らすのでした。

皆さん、パブに行く前には事前に店内状況をチェックしましょう。

コメント

  1. ブンソってこの前のSR400の彼ですか?
    真っ当な世界の人をこっちの世界に引き込んじゃったかな?

  2. baliwさん・・・酔って迷惑かけてるのは僕の方です^_^;)店で恥部をさらけ出したり、店で丸々1セット寝こけたり・・・嗚呼・・・改めて書いてみるとホントに最低なことしてますね・・・いつもスンマセン。でもまた飲みましょう
    アリスとベッキーのダブルブッキングは前にありましたが、指名なしで一時間ですかぁ!見たかったな~(笑)

  3. Dreamersさん、こんばんは。
    コメント頂きありがとうございます。
    コメントすごく遅くなりました。スイマセン。
    この前の東京の彼とは違います。
    ちなみに彼はフィリピーナには恋しそうになりましたが、フィリピーナに俺はもてないと嘆いておりました。

  4. balotさん、こんばんは。
    コメント頂きありがとうございます。
    コメントすごく遅くなりました。スイマセン。
    もう、ダブルブッキングはなくなりましたが、また楽しみに行きましょう!
    色んな意味で期待しております。

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