フィリピンでUMAと言われた事  (゚д゚)ウマー

「あなたウマみたいね」
「馬?」
「違う、U・M・AのUMA」
「何それ?」
「TVの人よ」
とライラの店のママに言われたのが最初でした。

その日はロビンソンで買ったヘアバンドをして眼鏡をかけてました。ヘアバンドは髪の毛整えるのが面倒くさい時に、そして一番の深刻な問題である年々額が広くなっていくのを隠すのに持って来いのアイテムでした。

言われた次の日、ライラの兄さんにもポツリと
「UMA」
と。あまりにも気になってライラに
「UMAの写真や出てるTVはないの?」
と尋ねても無いらしく
「簡単に言うと ピノイ アコ の人だわさ」
との回答。文末に接尾語の「だ」と「わ」と「さ」を重ねる彼女独自の日本語が気になりましたがそれよりも”PINOY AKO”の人とは?
”ピノイ アコ”とは簡単に言えばフィリピンで大ヒットしてる曲です。
「でもミュージシャンじゃない」
と付け加え。
余計に気になる…。
「いいじゃない。フェイマスだし」

そして次の日、アンヘレスの巨大な公園にて。
ライラ、ライラの女友達、僕。三人がブラブラと歩いていると
公園のサイクリングコースで自転車に乗る少年がすれ違いざまに
「UMA!UMA!」
と。僕は笑ってましたね。その少年、サイクリング二週目にも
「UMA!UMA!」
「おお、サンキュー!」
「よかったなぁ、Baliw、フェイマスで。hahaha」
と笑うライラ達。そしてしつこい程の三週目…
「UMA!UM…」
と言おうとしたトコで自転車の少年を全力で追いかける僕。
必死で逃げる少年。あの少年の必死な顔は未だに脳裏に焼きついております。追う事数百メートル。少年が泣きそうになったトコで追うのを止めました。
「なんで追いかけるの?そんなにあの子を怒るしたいの?」
「そうじゃない。捕まえて無理矢理握手して写真撮ろうかと…」
「イカウ、ホントにBALIW(気●がい)な…」

結局、フィリピンでわからなかったので日本に帰国後調べてみました。

ウマ

ウマ2

「………………………。まあええか。」

そして昨日の電話で
「UMAの顔わかったよ!インターネットで調べた。」
「UMAは多分バクラよ~」
「………………………。ああ、そう。ありがとう」

またフィリピンに行ったらUMAスタイルはしますが…

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