どうも、先日高熱を出して色々と「マジか」と思ったbaliwです。
ま、風邪でした。
熱が出る病気だけはキツいですわ。
いずれ熱も時間と共に冷めていくモンなんですけどね。
「ちょっと待ってて。シャワーしてくるから。寝ててもイイからね。」
なんだろう、その時はマジでシェリルがベッドで寝ててもいいと思っていた。
昨日の売女のように寝込みを襲う事も無い。
たった数時間だけど楽しいと思える時間を築けたし、今から崩れるかも知れない。
もしも不能だったらなどという心配も一切無くなる。
そっちの方がラクなんかも知れないなんて思ってた。
そんな希望と不安を抱えながらトイレで用を済ましてシャワーを浴びる。
人に寄るのかもしれないが、フィリピーナは寝る前にシャワーしないのが多いと思う。
僕の周りのフィリピーナは何故か朝に入る習慣の人ばかりだ。
夜入ると目が悪くなるからやめた方がイイと勧められた事もある。
彼女は寝ているのか待っているのか。
待っていた。
ベッドでもう一つの枕を抱きかかえながら待っていた。
目が合う。
自分で言うのも何だけど、こう言った時におどけて見せる年齢でも無く、気の効いた歯の浮くようなセリフを一切持ち合わせていない。
スマートじゃないとホントに思う。
日本人の女と寝るなら彼女らが求めるのは「口実」だ。
「アナタが無理矢理に誘ったから」
「私、そんな軽い女じゃないのよ」
軽い女ほどその言葉はよく聞く。
そういう「口実」に安心して彼女らは身を委ねられるんだろうね。
「シャワー終わったよ。隣に行ってもいいかい?」
抱いた枕から見える彼女と眼が合い彼女は微笑みながら頷く。
「ほら、もう煙草の臭いなんてないよ」
彼女の唇に合わせてキスをする。
とても長いキスをした。
欲情に掻き立てられた訳でもなく、好きとかそういう甘い気持ちでもなく、ただ目の前のシェリルにキスがしたかった。
「いいかい。僕のはホントに小さいよ。アナタを満足させれないかも知れない」
唇が離れた時に僕が言う。
「どれくらいなの?」
との問いに僕は小指の第一関節を見せた。
「Really?」
「Oo.」
もう一度彼女の唇を求める。
舌と舌がもつれ合う。
これもまた長く、呼吸が乱れた。
彼女の首筋から耳、耳から鎖骨まで舌を滑らせる。
彼女の呼吸が変わる。
僕の舌が先行する手を追う様に彼女の乳房に届く。
彼女の顔は何かを切に願う様に目を閉じている。
昨日の美少女とは違い想像以上に色も白く大きい。
彼女の乳房で興じる事に随分時間を使った。
男という生き物は生まれてから今もなおオッパイが好きなんだと毎回思う。
一種の帰巣本能でも働いているかのように。
それを毎回受け入れる女という生き物に僕は頭が上がらない。
女ってすげぇなぁ。
もう一つの僕が出てきたシェリルの巣には舌が先行した。
「nahiya…」
恥ずかしがる彼女を見て、無言で彼女の巣に顔をねじ込ませる。
さわさわとした毛が僕の顔を撫でる。
「リラックスして。大丈夫だから」
言うものの、その時点でなんの安堵も与えられない僕は開いた股の下からシェリルの右手と左手の両方の手を絡めて握る。というより繋いだ。
その間も僕の顔は彼女の巣に接してゆっくりを舌を動かした。
もう彼女は動かない。繋いだ手に彼女の握力が段々伝わって来た。
「……ィット。……シット」
声が漏れる。
いつかのマニラの夜に聞いたセリフと同じセリフ。
ただ、以前と違い指が痛い。強く握られている。
ずっとこのままでいいかなぁ。
明日もこのままでいいかなぁ。
何となくまたそう思った。
蜜というにはあまりにも甘くない彼女から出されるものが彼女の巣と僕の口まわりを支配し始める。
「……カミン。……カミン」
セリフが代わり彼女がつぶやく言葉と吐息だけしか聞こえない。
どれくらい経ったのか覚えていない。
ただ痙攣にも似た振動の後に彼女は何も発さなくなった。
しばらくして彼女の方を見上げる。
脱力して微笑むシェリルと目が合う。
「Tapos na ako,I already finish」
語学力の無い僕の為に彼女は易しくそう言ってくれた。
力の抜け切った彼女の微笑む表情は愛らしく美しかった。
(つづく)
記憶が美化される前にすべて書き尽くさんとね。
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