誰も振り向かない夜 7

どうも、付き合いで行ったギャンブル事に大負けくらったbaliwです。

 

ギャンブルって怖いのは途中から勝ち負けよりも当たる当たらないの刺激を求める事になる事じゃないですかね。

 

 

誰もが日常という中で少なからず変化を求めているような気がします。

でも、人間って求めていた変化に順応できない馬鹿がほとんどなんですけどね。

 

 


 

 

シェリルの微笑む顔にまた優しく唇を重ねる。

 

ホントこれだけでイイのに。

 

と、思う心と、彼女のすべてを求めようとする欲求が次第に強くなる。

 

 

僕が仰向けに寝そべると彼女は僕にキスをし、目と目が煙草一本も無い距離にあった。

 

「ね、昨日は誰と寝たの?」

「ホントに一人だよ」

 

そういう事で彼女に求める愛撫も多少は良くなるんじゃないかなんてアホな事を考えていた。

彼女の唇が体の各所にキスをし始める。

昨日女と寝たと言ってしまったならこのキスは無かったのかも知れない。

彼女の背中まで伸びた黒髪が僕の胸の上で右往左往する。

 

時折、体が反応する僕が面白い様で笑っているのが見えた。

 

 

「嘘つき。何よコレ」

 

笑いながら僕の男性器を指差す。

小指ほどの大きさなんて嘘に決まってるんだけど信じてたってのは実際に小指ほどのチンコの男性を客に取った事が有るからかも知れない。

 

「ね、お願い」

「フィリピーナはあまりソレは好きじゃないのよ」

 

どっかの何かで確かに東南アジアの女性は男性器を口に含むのを嫌がると見聞した事が有る。

そんなん状況次第だと思っている。

 

 

彼女の小さな口が僕の男性器を包み始める。

もし、やはり昨日女と寝たと言ってたならこれは無かったのかも知れない。

 

 

それと韓国料理店の『いつかの少年』、最高だ。最高に気持ちが良いぞ。

 

 

白みかけた視界の中、そのまま果てるのも一興だと思ったけど、シェリルと繋がりながら果てたい。

 

「ね、コンドームつけるよ」

 

そういって隠してあったコンドームを付けようとした。

が、安物の数だけ多いコンドームではうまく収まらない程に変化していた。

 

「困ったな」

 

ここで萎縮する自分の男性器でこの流れに水を差す事、昨日のようにただのダッチワイフの様にシェリルを扱うかもしれない事を考えてしまった。

 

「ねぇ、持ってるかい?」

 

彼女がカバンから取り出す。

 

「これはね、スペシャルなコンドームなのよ」

 

事実、すんなりと彼女がコンドームの中に綺麗に納めてくれた。

笑いながら僕にキスをしてきた。

バナナの香料の匂いがした。

思わずそのスペシャル具合に二人で笑う。

 

 

彼女が僕に跨り、男性器をすべて収めようとした。

 

浅い。

 

そりゃそうだわな。こんだけ小柄なんだもんね。

 

前後と上下にお互いに揺れ始める。

お互いに打つ不規則なリズムもいつかは一つのリズムになってベッドの上で打ち続ける。

セックスってこういうもんだと思う。

 

 

握られる手、揺れる乳房、漏れる吐息。

どこかで途中で抱きついたまま眠りたい衝動と、見えぬ先まで突っ走りたい衝動が戦う。

上下動を止め、彼女を裏返し背中を向け丸い尻を突き出させる。

 

恥ずかしがりながらも見える女性器とアナルが有った。

右手でアナルをなぞるように触れながら左手は男性器を彼女の女性器に挿入する補助をする。

 

 

「いやもう最高ですわ。ゴメンね~『いつかの少年』さん。お前はこのアングル一生見れんやろけどな」

 

 

女性器に挿れきる寸前、彼を見下し憐れんだ。

 

 

僕も何人の男にこうやって憐れまれたんだろう。

 

 

彼女の深くまで入りきった瞬間、そんなんどうでも良かった。

彼女に届き、彼女から声が漏れる。

 

 

どっかで僕はそれを待っていた。

 

確認するかのようにゆっくりと抜きゆっくりと挿す。

確認する事でしか安心できなかった。

 

 

安心した僕はまた彼女とのリズムを作ろうとする。

その音の中にはシェリルと僕しかいないんだ。

 

 

彼女の顔が見たい。

 

美しいと思っていた打っていた拍を止め、彼女と向き合う。

腹にある柔らかな肉も愛らしい。

 

 

ただ、果てるには刺激が少ない。

 

「取っていいかい」

 

シェリルはさっきと同じ微笑んだ表情でうなずく。

自分が馬鹿だと思いながらも瞬時に取り外して気持ちが冷める前にシェリルと繋がる。

明らかに違う感覚に僕はシェリルを求め、舌を絡め合う。

 

 

疲労だけでない息の切れそうな呼吸も気にしない。

僕を何かを切に願うかのような表情で見つめるシェリル。

 

 

神様でなく、僕はただの客だ。

 

 

シェリルを求める心の様に加速度が増す。

 

「outside…」

 

漏れる吐息から彼女が発する。

声にならない僕は運動の中で黙って頷く。

 

 

その時からそれほど時間は経ってなかったと思う。

 

僕は彼女の少したゆんだ腹の上にすべてを果たした。

 

昨夜と違った事。

 

 

腹に散らされた精子は暴力的な美しさは無く、肩で息をしながらも横を向いて枕を抱きしめているシェリルがホントに可愛らしかった。

 

 

 

(つづく)

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コメント

  1. HIVなるよ

  2. kkkさん
    コメントありがとうございます。
    なったらなった時ですね。
    女買うリスク冒しながらどっかで保身を考えるのが嫌いでして。

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