タガログを勉強していて思い出した話を一つ。
定期的にブログを読んでる方はご存知ですがタガログ語を勉強している毎日です。
いつかフィリピン人とタガログで日常会話出来たらいいなぁという感じで。
言葉が無いとお互いの気持ちが通じないから日本人同士でも言葉は大事です。
思い出した事というのは初めてと二度目にフィリピン言った時の事。
今考えると良くタガログ知らなくて英語もろくに出来ないままにフィリピン行ったなぁと思います。今じゃ無理かな…。それだけ初めて好きになったフィリピーナのジョセルに「熱病」的にこいしていたんだなぁと。
だって
may⇒有る wala⇒無い
すら知らずに日常過ごしてましたしね。だけど男なんでスケベなタガログは覚えてましたね…。
「pwede bang ipasok?」
とか…。その言葉どこで使うんだよと。意味わからない人はフィリピン人に聞いて下さいね。書けません…。
ホントに何言ってるかわからない世界でした。
カピス州にあるジョセルの家に行った時の話。彼女は兄弟が8人います。今考えりゃ全部がホントに兄弟か?と思ってしまう事も有ったのですが…。
それはさておき、彼女のには13歳の妹でジャネットという妹がいます。兄弟達を紹介してもらった時彼女だけ何か雰囲気が違う…
「ねえ、ジョセル。彼女だけ少し違うね…」
「オオ、あの子はまだ頭が小さい子供だから」
ジョセルが何を言おうとしていたのか解りました。人より少し知的発達が遅い子供だったんです。確かに思春期にあたる兄弟達はジャネットには冷たくあたってました。いつもジャネットは一番年下の4歳の妹と遊んでいました。
「そんなに冷たくしなくてもいいのに…」
家族に対してそう思った僕。好奇心だったのかジャネットに対しての同情なのかは未だに解りませんが、ジャネットと一番一緒に遊びました。
多くのフィリピン人は嘘つきなところがあると僕は思いますがジャネットは純粋でした。同じ人間として好きでしたね。
手を繋いで散歩に行ったり、日本の歌を教えたり、海に行った時にはジャネットを抱っこしたまま泳いだり…
カピス州はイロンガ語圏ですし、タガログ知らない僕がイロンガ語知る訳も無く、彼女にしてみればどこかの国の男でイロンガ語が話せない人と思ってたのかも知れないです。
それでもすごく仲良くなれたんです。何だったんでしょう?
僕が日本に帰る前日の夜、ジャネットと二人で遊んでいた時の事、僕が
「ジャネット」
と手招きして呼びました。
「俺ね、明日日本に帰るんさ。元気でね」
と日本語で彼女に伝えました。すると彼女は泣いて僕に抱きついてきました。
その彼女を見て僕も堪らなくなり泣いていました。
最終日、ロハス空港まで送りに来てくれたジョセル達。その中にジャネットも一緒に来てくれていました。僕がジャネットにプレゼントしたワンピース姿にお母さんに綺麗に髪を結ってもらって。
最後に一人一人に挨拶した後、ジャネットに
「また来るからね。頑張って。負けたらアカンよ」
と日本語で話すと彼女は微笑んでくれました。
ジャネットと握手をして彼女が頬にキスしました。
あの時だけは言葉というものを介さないで気持ちが通じていた様に思います。
もし再びカピスに行く事が有ればジョセルに会いたい気持ちも有りますが、ジャネットに会いたいです。
コメント
こういう話、弱いんですよ、僕。
知り合いに、見知らぬ人を、異常に、恐がる未熟児の子とか、生まれの事情で、家族内で、孤立してる子とか、結構、いるんですよ、フィリピン。
3年かけて、いっぱいプレゼントして、やっと、懐いてくれたりしました。
で、言葉なんですが、単なるコミュニケーションの道具でしかないので、使わない言葉は、意味がないし、間違った文法や発音でも、通じればいいし、他の方法でも、コミュニケーションとれれば、言葉も、大して重要でないし…。
楽しみながら、ゆっくり勉強なんて、感じでいいんじゃないでしょうか?
言葉の壁はすぐ乗り越えられる、とおっしゃっていた先輩がいました。僕は「毎日の生活で自然と覚えるから」と解釈していましたが、この記事とDreamersさんのコメントを見て自分が浅はかだったことに気づきました。
帰国するときに恋人以外の人に涙してもらったこと、僕はないですね・・・baliwさん、羨ましい
(O^-’)b
Dreamersさん、こんばんは。
コメント頂きありがとうございます。
楽しみながら使用頻度の高い言葉から覚えていこうと思ってます。
今度ジャネットと会う時が来ても良い様にタガログだけは覚えておかないといけないなぁと感じています。
balotさん、こんばんは。
コメント頂きありがとうございます。
僕はまだまだマニラに居たとき日常生活でほとんど覚えることが出来なかったですね。
昔の彼女に頼りすぎていましたね。
ジャネットと出会い過ごした時の気持ちを忘れずにタガログ学ぼうと思っています。