ふと思い出したフィリピーナの話を一つ。
僕がこの二人の少女に出会ったのはまだフィリピンパブ駆け出しの頃、僕がフィリピーナの初恋・ジョセルに夢中だった頃です。
ある日、ジョセルのいるお店に行ったときの事ボックス席に私服の女の子が二人。
「あれ、誰?」
「今日日本に初めて来た女の子。明日からお店で働くよ」
とジョセルが言いました。
するとジョセルが二人を僕の所まで読んでくれて紹介してくれました。
「サラとジャッキー。仲良くしてあげてね」
二人とも今考えると違うお店ではナンバー1になれる容姿は持っていました。当時考えると僕が通っていたお店は女の子の質が高かったんでしょうね。
「めっちゃカワイイ…」
ふと思ったことを口に出してしまいました。サラはユンソナ似、ジャッキーはELTの持田香織を更に良くしたような感じでした。
「二人とも日本語まだわからないからね…」
月日が経つにつれて二人は店での接客・日本語も覚えだして慣れていくのをみていました。
ジョセルのサヨナラパーティが近づいていたある日の事、ジョセルが
「昨日、サラが子供いること知ったよ」
会話の中でそんな事を口にしました。
「まだ若いのに。大変そうやな…」
それがサラの話題への感想でした。
月日が過ぎジョセルはフィリピンに帰り、僕はお店に行かなくなりました。ただ一度仲の良かったタレントのサヨナラパーティの時、ヘルプでジャッキーが座りました。来日時の自然な可愛さは消え、化粧で塗られた夜の女になっていたのを覚えています。
「ハイ、baliw。久しぶり。何でお店来ない?」
「うん。ジョセルいないからね。僕はジョセルが好きだったからね」
「そうなの…。アナタ、ジョセルのサヨナラの時泣いてたでしょ?」
「恥ずかしいやん。見てたの?」
「アナタ、優しい。ワタシのお客さん、スケベたくさん…」
「大丈夫!ジャッキーはホントに可愛いから。いいボーイフレンド出来るよ」
「I’m sarching for boyfriend.Like a you…」
多分そんな事を口にしたジャッキー。持ち前のルックスでナンバーワンになりました。ただ噂で
「ジャッキーはすぐにお客さんとディープキスしてその気にさせて指名とってる」
とにかく来る客に密着してその気にさせていたらしく、知人もその虜になっていました。
さらにそれから半年、場所はフィリピン・マニラ。僕はマビニ通りの某カフェで深夜コーヒーを飲んでライラの仕事終わるのを待っていました。現地時間で3時前だったでしょうか?近くには有名なゴーゴーバー「L.A.カフェ」が有り、白人男性の腕を組みホテルに入っていくフィリピーナ達を観察していました。
路地から日本人二人とフィリピーナ一人が出てきました。
「オイオイ。複数プレイか?」
どんな奴らだ?と思い彼らを見た時、ハッとしました。
「あっ!サラ…」
思っても口には出さずにじっとサラを見ていました。間違い無くサラでした。
視線に気付いたのかサラもこっちを見て一瞬驚いた表情をしていましたが僕の座っている前を通る頃には目すら合わさずに僕の前を通り過ぎて行きました。
じっとサラを見る僕。
「お前、子供いるんとちゃうんか?」
サラも同じく二人の日本人に連れられてホテルに消えました。
何故か今日、この二人のフィリピーナの事を思い出しただけです。二人がしていた事が良いだの悪いだのは思いません。
ただ僕と彼女達が初めて出会った日から彼女達は何かが変わった。何かを得る代わりに何かを失ったように思えて仕方ありません。
なんで今日はこんな記事書いたんやろ?
コメント
こういうのも、人懐っこいフィリピーナも、優しくしてくれる家族も、騙してくるのも、全部、フィリピンの特徴です。
どこか、一部分だけ、触れてフィリピンは、いい国だ、とか、逆に、フィリピン人は、ヒドイ奴らだって、決め付けないように、いろんな面を、見ていきたいですね。
僕も、まだまだ、勉強しなきゃ。
Dreamersさん、こんばんは。
コメント頂きありがとうございます。
数回しかフィリピンに行ったことありませんが、記事の様に偶然サラに出会いったりとかが有ってよかったと思っています。
いろんな切り口からフィリピンを見ないと最初の固定観念だけだとダメですね。