アホなゲームで自分の殻から少し出た時

仕事場でアホな賭けをした話を一つ。

先日の事、お店に系列店の店長から電話が有りました。

「baliw君てさ、今暇?」

「配送とかの予定は無いですね」

どうやらあるお宅にガスコンロを届けて欲しいとの事。暇だったので引き受けました。

「でさ、baliw君てさ、英語出来る?」

「あっ、出来ますよ。いつも外人とはハイタッチで挨拶しますよ(大嘘)」

と出来もしないのに答えてしまいました。英語が出来る出来ないのレベルは「フィリピンパブで甘い言葉を話せる」程度です…。

「お客さん、日本に来たばかりの日本語話せないオーストラリア人だからね」

「……はい。」

と受けてしまいました。ヤバイ。ホンマに不味い。最初に外人って言ってくれよ…。
と思ってたら視線を感じました。

女性スタッフ3人がこっちを見ています。

「どうしたんですか?」

「ああ、外人さん宅に配送してだって。まあ、俺の国際感覚が必要となった訳だね」

とクールに装ってると、一番長い女性スタッフがニヤニヤ。
いつも僕が英語圏の外人さん来てもフィリピン人来ても殆ど日本語で対応してる事を知ってます。
しかもいつもその後には厳しくつっ込まれます。

「baliwさんて、ホントにフィリピン語話せるんですか?」

と、まあ上からの目線でニヤニヤしながらつっ込まれます。

あとの二人の女性スタッフは新人。ここはビシッとオールマイティぶりを見せないとね…。

「バッチリ俺がオージーの野郎に日本のサムライスピリッツを見せつけてやるよ」

と言うや否や、

「で、また日本語で対応するって言う前フリなんでしょ?」

と僕の持ちネタ知ってる彼女はつっ込んできます。

「何を言っとるんだね!(名古屋章風に)君は!もう携帯の番号交換までやったるっちゅうねん!」

「ハイハイ♪」

「じゃ、俺がその外人と肩組みながら写真撮って来たるわ!」

「だったら焼肉おごります♪」

それほど僕が怖気づいて出来ないと思われてます。

証人として新人の女性スタッフを連れて現場に…
出てきたのは若いオーストラリア人の男。でけぇ…。

片言ながらもガスコンロの説明を終えて、後は肩を組みながらの写真を撮れば焼肉…。
付いて来たスタッフも出来ないと思ってニヤニヤしてます。

「あ~あの。I have one favor to ask of you…」

「What?」

「Please take a picture with me」

とムチャクチャな英語。むっちゃオージーは怪訝そうな顔をしております。

「Picture?」

多分、ゲイと思われたんじゃないかなと感じました。何とか頼み込みたいトコなんですが、頭の中にはタガログでの

「シゲナ~」

しか浮かんできません (つД`)
何故ここでタガログ…。
やはり僕の頭の演算能力の低さがたたりました。
返答を待つ数秒間が長く永く感じました。

「O.K.」

といぶかしげに返事をするオージー。その返事を聞いた途端、僕もテンション上がって新人スタッフに

「はよ写真撮ったれや!ガハハハどないや!ワシの国際感覚は!」

的な発言をし、株は上がったかも知れませんが品格を下げてしまう事をしてしまいました…。

見事に写真を収めて意気揚々でお店に戻りました。
もちろん焼肉ゲットです。ホットペッパーで生センマイとミノの美味しい店を探さないと…。

今回は目の前に焼肉というニンジンがぶら下がってたってのがありますが、やっぱり「恥ずかしくても話してみる」ってのは大事なことだと思いました。

オージーのお兄ちゃん、アナタの写真は悪用(バテバテなど)しないから安心してね♪

コメント

  1. baliw さん、こんばんは!
    ぐはははははっ!!!ご、ごめん・・・めっちゃ大爆笑してしまった・・・(笑)
    「なんだよ・・・なんて羨ましいんだ」と思いつつ始まった前半・・・中盤からいよいよbaliw節・・・そ、そして、まさか・・・本当にお願いしてしまうとはっ!(笑)
    いやあぁ~・・・別に僕はbaliwさんの師匠でもなんでもないので偉そうに言ったら駄目なのですが、「語学はさ、まずは口に出すことからしないと・・・」がこんな展開で昇華されるとはっ!
    本当に・・・P.P.Y.M.への道・・・まっしぐらっすね!(笑)
    でも・・・写真は撮らないけど・・・僕も、番号聞いてるな・・・きっと(笑)

  2. Wood兄さん、こんばんは。
    コメント頂きありがとうございます。
    いや~楽しんでもらえて何よりですわw。
    この一件で今週も同じく外人宅に配送を任されましたw。
    今度はもっと気さくに話してみようとは思ってます。

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