baliwのフィリピン好きが変化を与えました。

仕事でちょっとした出来事を一つ。

ホントにフィリピン人っていうか、フィリピーナと関わるのがある仕事なんです。リサイクル業ってのは。

いつも二人一組で配送や買取に回るんですが、一緒に仕事してる後輩の男の話です。

この男、名前はブンソ(bunso:タガログで年下の弟の意)と呼ばれています。無理矢理この男をベッキーのいるフィリピンパブに連れてった時、僕の年下の弟と嘘つきました。
何故かお店の女の子は僕が一人っ子なのを知っていてすぐにバレましたが。それからベッキーからブンソと呼ばれるようになりました。

一日の半分をこのブンソと一緒に過ごしますので僕の事よく分かってます。以前記事に書いた「僕からフィリピンがなくなればマミーとピルクルしか残らない」といった男です。
また、僕がレジン・ヴェラスケスとホセ・マリ・チャンの「please be cereful with my heart」を練習したくてレジンのパートを無理矢理歌わせ、そこら辺のフィリピーナよりこの歌に関しては上手になってる男がブンソなんです。

長い前置きでしたが、先日フィリピーナのお宅に配送というのがありました。何故か配送の備考欄に「フィリピン」とウチの女性スタッフが気を利かせて書いてくれてあります。他の外国人にはそんな事しないのに。

「よし来たっ!ワシの出番じゃけぇ!」

と女性スタッフの釣りに気持ち良いほどに乗じる僕。
予習をしなければとアテに電話して分からないタガログを聞いたりしておりました。

そしていざ配送に…。
しかし配送先がアパートの密集地で場所が特定出来なくて困っておりました。地図を見ても分からないので、とにかく建物を見て探そうという事になりました。しばらくすると…

baliw:「なぁ、アレじゃねぇの?」

ブンソ:「うん…。それっぽいっすね…」

二人が眼にしたもの。アパートの窓から運動会の万国旗を彷彿とさせるかのようにピンクや黄色などの原色のTバックや服が干してあるアパートが…。

表にまわって見てみると…。もっとひどい、いやもっと色とりどりの下着や衣装が街の景観を無視するかのように干されてました。この時点で9割5分はココだろうと確信しました。

間違えてもイイだろうと思い、その部屋の前に行き、恐る恐るブンソがノックしてドアを開け、部屋の中を覗いたと思うや否やブンソがドアを閉めました。

「baliwさん、フィリピーナが沢山寝てる…」

「じゃ、ココやな…」

挨拶し、荷物を搬入しながら僕がタガログ少し分かるよみたいな話をしました。

「ナンデ!イカウ、パロパロか!」

過剰に反応するフィリピーナ達。初対面、しかも仕事で来た人間にパロパロって…。

その中でも二人のフィリピーナに僕らは捕まり、無理矢理メアドと携帯番号交換させられました。ブンソも数回のフィリピンパブで慣れたのか潔く交換しております。

「ね、せっかくだからね。座って座って♪」

と、勧められたのですが忙しかったので断ろうとしたら、

「baliwさん、せっかくだからゆっくりして行きましょうよ」

とブンソ。言うなりすアグラかいて座ってます。慣れてきてるなコイツ。仕方無しに僕も座って少しフィリピーナと会話します。話を聞くとウチのお店の近くのフィリピーナスナックのフィリピーナでした。

フィリピーナが日本語の説明書読めないからって言うんでテレビのチャンネル設定などをサービスでしてあげてました。
その間することの無いブンソ、先輩の仕事ぶりを勉強するのかと思ってたら、

「ね、タバコ一本くれない?」

とフィリピーナにタバコをせびってフィリピーナと談笑してました。慣れ過ぎ…。すっかりくつろいでます。俺でもそこまで出来ないのに…。

最初フィリピンパブに連れてった時は無口なシャイ・ボーイだったのに今じゃ立派にココまで育ちました。

環境で人はココまで変わるんだと感じた出来事でした。

コメント

  1. なる~ 彼も どっぷりに なって いくんですね~ 後継者??

  2. 私の職場に仕事で行ったフィリピーナの家で夕食をご馳走してもらってきたツワモノがいます。
    この後輩と酔っ払って奥さんが働いていた店へ行き、その2週間後くらいに行った時私は名前を忘れていたが彼が覚えていたため、今の結婚に結びついたようなものです。

  3. NEOさん、こんばんは。
    コメント頂きありがとうございます。
    コメントすごく遅くなりました。スイマセン。
    そうなったらいいんですが、異動で違う店になってしまいました。
    非常に残念です…

  4. noriさん、こんばんは。
    コメント頂きありがとうございます。
    なかなかのツワモノですね。
    僕もそんな縁での出会いが欲しいっす。

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