空港までの時間はあまり無い。即、ホテルに戻って着替えをし、国内線の空港までタクシーに乗り込んだ。
タクシーの車内、ライラに教えてもらったメアドにメールするが送信出来ない。送った内容は
「You’re very charming.See you again!」
確かに照れ屋のフィリピーナは可愛かった。
「送れないならしゃーないな。帰国したら送ればいいや」
ホントに軽い気持ちだった。
心はロハスのジョセルに向いていたし、今回の旅行はジョセルに会いに来た旅行だから。
ロハスに到着後、ジョセルと過ごした幸せな時間。同じ物を食べて、同じ景色を見て、同じ時間を共有出来る事の幸せを感じていた。
ジョセルがいたフィリピンパブでジョセルを指名した客はホントに沢山いた。数ある指名客の中で俺だけがジョセルと今一緒にいるんだという優越感に浸っていた。
ライラの事はジョセルと一緒にいる時は微塵も思い出さなかった。
荷物整理する度に目立つ所にライラの名刺が置いてあったから思い出しただけだった。
思い出した度に電話はした。
それは暇つぶしだっただけかも知れない。
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