ジャピーノはかわいい

ジャピーノの可愛さに思わず我を忘れてしまったという話を一つ。

先日の仕事中の話。珍しく僕は店番をしておりました所、そこに非常に元気な老婆がやって来ました。老婆はファックスを探しに来たらしくウチのスタッフに色々とスペックの事などを質問しておりました。解らない事が有れば質問されるのは当然の事やなと思いながら仕事をしていると新たにお店に家族連れがやって来ました。
奥さんの方を見ると確実にフィリピーナと解りました。しかももの凄い美人、マガンダ。
「めっちゃカワイイ…」
と人妻に心奪われそうになりながら仕事をしておりますと、先程の老婆の語調が荒々しくなってました。

「なんで子機の無いファックス売ってるのよ!」
と、どうやら気に入ったファックスが有ったらしいのですが子機がついてない様子で大変怒ってました。ちなみにリサイクルの場合、何か付属品が無いのは結構あって販売時に「~がありません」とか「~機能は作動しません」とかチェックした上で販売してます。
ウチのスタッフが説明しているにも関わらず、老婆は一休さんの将軍さまのような無理難題を言ってきて、やれ店長出せだとかメーカーに電話しろだとかいう始末。あまりの理不尽さにスタッフの顔が明らかに切れそうになってるのがわかりました。

そんな事よりも僕はマガンダな奥さんとその家族ををずっと目で追ってました。しばらくしてカウンターにやって来て僕に商品の問い合わせをしてきました。
フィリピン関係者は大歓迎の僕ですから全力・かつ爽やか(多分)に対応しました。
「アリガトね」
とマガンダな奥さんに言われた時、奥さんが抱いていた赤ちゃんが僕の方を向いて笑いかけました。
そりゃもう、奥さんどころではなくホントに天使の微笑みとでも言うのでしょうか澄んだ笑顔でした。しかも数人スタッフがいるのに僕にだけ。
「お前の心はよお、わかっとる。よお、わかっとる。僕がフィリピン好きというのをこの子は知ってるんだな」
と2・26事件の皇道派、真崎甚三郎の発言のように内心思っておりました。

そして家族が店を出るとき赤ん坊はもう一度僕を見て微笑んできたので僕もその赤ん坊に向かって会心の笑顔を送りました。
とその時、
「アンタ、何笑ってんのよ!」
と隣で揉めている老婆が僕に切れました。
「いや…、ちょっと…。」

その赤ん坊には今怒鳴ってる老婆のようには育って欲しくないと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました